勇者みこすり半。
6回ページ送りをすると漏れ出てしまう主人公が特徴の『モンムスマスター』2作目。
相変わらずRPGの枠組みだけしか用意されておらずシナリオを彩るキャラやイベントが存在しない。
マイナーチェンジにもなっていない
情報を集めてダンジョン攻略するランダムエンカウントのRPGだが、前作同様にシナリオやイベントは存在せずモブの情報を元にお使いをやるのみで何も変わっていない。
ダンジョンに行く理由もラスボスの魔女を倒すのに必要となる神器の鍵を自力で探せと言われるだけ。鍵と神器のお使いをそれぞれ4セット繰り返すとラスボスに挑めるも、そこに至るまでに寄り道もイベントもなくモブ情報だけでお使いをするしかない。
イベントがなく魔女が存在することの影響や脅威が何も描かれていないから旅の根幹が空っぽ。見せかけだけの上辺をなぞるだけになっている。
恐怖を振りまき悪さをする描写などが何もないので、相変わらず主人公が一方的なカチコミを決めているようにしか見えず申し訳なくなる。
魔女も玉座で対峙するときまで出番は一切なく、出会ってほんの少しのテンプレ会話の後に戦闘になり、倒すと即座に「THE
END」になって強くてニューゲームの始まり始まり。余韻なんて存在しない。
RPGは構想未満、寝室はみこすり半劇場、どこに面白さを見出せばいいのかわからない。
まとめ
- 白黒の色だけでなく中身も装飾のない無機質なシリーズ第二弾
- シナリオ、イベント、キャラなど、面白いといえる要素が何もないので、よっぽど絵柄が気に入らないと楽しい時間は得られそうにない
戦闘や仲間について
- モンスターに勝つと「仲間になりたそうに」で仲間入りする
- モンスターが30体いても相変わらず補欠に経験値が入らない
- 加入時にある程度までレベルが上がっている状態になるので入れ替えは前作と比較すると容易
- 任意に割り振れる経験値要素も追加されたが少なすぎて使いものにならない
- バランスは状態異常のバラマキがなくなりほどほどに調整された
- 高いエンカウント率と低いエスケープ率も相変わらず
- エンカウント率の変更はモンスターのクラーケンを仲間に入れるしかない
- エンカウント調整アイテムは店売りになく、一度も使わなかったのにクリアしても3つしか持っていなかった
寝室について
- 6回のページ送りで漏れ出るみこすり半劇場が各キャラひとつずつあるだけ
- モンスターが特徴なのにみんな似通った二足歩行の姿をしている
- 獣耳・羽根・角・尻尾が付いてる程度で、ケンタウロスすら二足歩行の人型
- くのいち・サムライ・マジシャンなどモンスターなのか疑問符がつくものもいる
- 加入時と寝室以外で喋ることはないので個性が描かれることもない
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