ヤンデレ妹、二人きり、無人の館、何も起きないはずがなく……
妹のリアが提案する悪霊退治依頼のため悪霊の徘徊する館へと赴く。
分類はRPGでもそれらしい戦闘や育成などはなく、館の壺やタンスを調べながらアイテムを見つけて簡単な謎解きをしていく過程で、主人公はその館が何なのかを知こととなる。
超短編
小さな館を歩き回って探索するだけの短編なので30分もあればEDに到達する。
寄り道や分岐などのイベントも全くない単純作業で、寝室はシナリオと同時進行で見られるのでエンディングと同時に完全クリアとなる。
そのシナリオ展開は開始数分で理解できるもので独自の設定や捻りもなく、ヤンデレ妹リアの個性付けも意外性がなく単なるジャイアニズムを拗らせた兄好きでしかない。
「お兄ちゃんは私のもの、私はお兄ちゃんのもの」という双務契約の提案をしているだけなので可愛げもあるように見えるが、何にしてもすぐに終わるうえに探索にも特徴は見られないのでクリア後の余韻は特にない。
なぜそこまで拗らせたのかを過去のイベントを挿入するとか会話でだけでも描写するとか……説得力を持たせるよう下地を耕さないから抑揚や取っ掛かりがなくテキストが脳を素通りする。
その結果は記憶に残らない物語。
・クリアまで30分程度
・回想は6(クリアまでに全部見られる)
・声なし
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