借金まみれ主人公のアイテム調合RPG。
依頼報酬やアイテムの売買などで返済額までの資金を稼ぐことが目的だが、普通に遊べばクリアするころには返済額を手に入れられる遊びやすい難易度のRPG。
特徴としては、主人公の堕落、依頼アイテムの実演副作用、戦闘の負けイベントなど、定番を押さえた寝室とゲームとしての遊びやすさが備わっていること。
遊びやすさ良し、シナリオはあっさり
素材収集とアイテム調合の要素はあるが種類は少ない。
その依頼もチュートリアルだろう初期の依頼を除けば寝室イベントのトリガーにしかなっていないので、名声を手にすることで行動範囲が広がるとかシナリオが大きく展開するとか本筋との絡みは特にない。シナリオの根幹となる借金設定もろくに掘り下げられず、苦しい環境に主人公を置いて選択肢を限定するための設定にしかなっていない。
そのため衣装をバニーや下着に変更して誘惑してみたり堕落したてみり、はたまた純潔を死守してみたり、そういった手広い寝室がメインのゲームと割り切った方がいい。
そういうゲームなのでなおのことテンポの良い遊びやすさが大事になる。
その観点から見ると、ダンジョンは探索の必要がないくらいに狭くて敵も弱ければ回復アイテムもお手頃価格なので、ドラゴンもまたいで通るあの人のように魔法をぶっ放しながらテンポよく進められる下地はできている。
依頼を達成したりダンジョンを攻略すれば調合の素材や新レシピなどが矢継ぎ早に増え、それらが他の依頼やイベントのキーになっていたりするので、
次はアレその次はコレとやればそれらが自然と結びつき数珠つなぎのお使いを能動的にさせてくれるまとまりも良い。
気になるとすれば素材のドロップ率の低さだが、2周目以降は最初からレベル20、借金額の半分を最初から所持、貞操状態のリセット、ドロップ素材をNPCの店で買えるなどの特典が利用できるようになり解消される。自分のペースで思った通りに遊ぶだけで2周目でのイベント回収が容易にできるよう配慮が行き届いている。
寝室は戦闘での敗北やクエストアイテムの副作用、落ちるところまで落ちたうえの堕落など、借金主人公RPGの定番で固められている。
借金持ちから始まり「かわいそうなのは……」というのが気になる人でも、負けイベントは勝てば回避でき、アイテムの効果実証もそれらしい選択肢が出たら徹底拒否すれば貞操は守られるのでかわいそうにならない遊び方もできる。そうなると大半の寝室は拝めないわけだが、純潔プレイ用のエンディングやイベントなどやりがいは用意されている。
若気の至りでやっちゃったところでクリア特典の貞操リセットを使えば無かったことにもできちまうんだ。
遊びやすさと寝室のRPG
数えるのが面倒なほど回想は多くてEDも3つに分岐し、道具図鑑には素材の場所やドロップする敵の情報が載っていたり、テキストスキップや便利な周回要素もあるなど遊びやすさが充実したRPG。
借金持ち主人公、分岐するED、裸衣装、堕落に副作用や負けイベントなどの多様な寝室、これらの文言に惹かたのならゲームの下地がよくできているのでおすすめです。
・1周3~5時間程度
・クリア後回想開放可
・テキストスキップあり
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