借金を返すためならばどんなことも厭わない裸一貫魔法戦士の借金返済RPG。
借金を返済するため魔物退治や水道事業、風俗島や不動産業などで稼ぎまくろう。
目的となる借金返済の選択肢はいくつかあって、エンディングもそれらに合わせて用意されている。一度に大金を稼ぐ手段がいくつかあるためイベントを楽しみながら余裕で返済でき、額が良ければ手のひらを返して積極的になる主人公のお色気イベントも作業いらずで楽しめるぞ。
遊ばせる工夫や下地は◎
基本は歩き回ってイベントをこなしていくお使い系のRPG。
戦闘はシームレスで行われるが敵はほとんど動かず攻撃もユルいので歩きながらのボタン押しっぱ攻撃だけで掃討でき、主人公の強化はいくらでも可能でやればやるほど目に見えて強くなるが敵は据え置きという形骸化した戦闘は障害にすらならない。ゲームが苦手な人も何ら問題なく遊べるようできている。
となると単調なイベント回収お使い感が強調されてしまうところだが、いつでもどこでもルーラができることや持ち物の手帳にイベント攻略のヒントが逐次追加されていくサクサク進行で打ち消してくれている。
鍵のかかった部屋や通行できない箇所などを用意して簡易的な目先の目標を持たせ、その先で宝箱から武器や技などを手にして操作感を変えてくれたり新たなイベントを入れてくるなど、飽きさせない作りも行き届いた配慮も充実している。
遊びやすさや借金苦のネイキッド主人公という設定から期待値は高まったものの、肝心な寝室が使いまわしの絵ばかりでつまらないのが残念過ぎた。
主人公は受けだけでなく優しく手ほどきしてくれたりと色々な可能性を秘めた上玉だが、回想数45に対して使用される絵が5種類(行為は3)の使いまわしなうえ、シーンそのものも短いため実用の観点では間違いなく物足りない。
サクサクのテンポでお使いをこなしてイベント回収をしていく一連の流れこそいいが、やはり絵の枚数が少なく飽きを誘うのは本末転倒な問題。どちらかといえばそっちが本題なのだからネイキッド主人公というモロな特徴を生かす手立てはほしいものである。クリア後の余韻はお預けを食らったかのような物足りなさだった。
・1周3時間程度
・回想数45
・回想ぜんぶモードあり
・引き継ぎ周回可
・エンディングは6つ
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