身分を偽り諜報活動。
工作員のあゆみが城にメイドとして潜入し汚職疑惑のある城主近辺の内偵調査を行うRPG。寝室要素は投獄、誘惑、敗北などの定番で、全てを避けることも可能。
潜入とは名ばかりの力業
汚職の証拠を集めて脱出することが目的だが、潜入なのに探索や謎解きで情報を集める要素が存在しない。
扉の電子ロックは3~5択くらいの候補から暗号を選ぶヒントなしの運ゲーで、間違えて警報からの捕縛になっても正解のまぐれ当たりが出るまで帰れまテンだし、警備は自力ダッシュで目の前を駆け抜けてしまえなど、そんな力業が最適解になっている肩透かし。メタルギアみたいな木箱を被って移動もできたりするが使い所なんてない。
避けようのない仕掛けに導線のない攻略
汚職の証拠を集めろという大雑把な指針だけの丸投げ。
城内は入り組んでいるのに見取り図がないので寝室や攻略に向けた導線がぼやけ、捕縛されると元の場所に戻る道順が分からなくなり、資料室の鍵というものを手に入れてもどこかわからないから歩かされ、罠を停止するヒントの4つのうち2つがないから総当たり必須など、手探りで右往左往していても出会えるイベントはそんな潜入とは無縁のものばかりで先が見えず白けていく。
キャンベル大佐みたいな唯一の進行役との通信も電波妨害やメニューを開かせない強硬策で使えず、衣装変更もバグなのかパワードスーツを身に着けたまま歩き回っても問題ないなど、攻略に試行錯誤の自由度があるようで全くないことに早々と気づかされる。
潜入という体にそぐわないプレイ体験ばかりで、面倒なコマンド選択戦闘、形ばかりで何度でも脱獄できる捕縛、そんなことをやらせるなら警備を誘導誘惑からの捕縛で退場させると素通りできるとか死角を突いてピッキングなど、できそうなことが何もできない脳筋ローラー作戦の作業ゲー。
寝室は全部で28あり、純潔クリアで全開放される。陰影くっきりのアニメ塗りばかりなので好みが合えば楽しめるが開放は純潔クリア必須の難。
導線はなくイベントはスカスカの見切り発車ゲーという印象で固まった。
まとめ
- 攻略の導線がなく無駄手間が目立つ
- レバーは上にある状態がONで下がOFF
- 特別室Aが左OFF右ON、Bが両方ON、Dが左ON右OFF、執務室Bは両方ON
- バグも多くてエラー落ちや挙動の不安定さなど問題あり
- アニメ塗り寝室は良い
- クリアまで3時間程度


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