【同人RPG】三者三様の寝室『女魔王メリッサのHな冒険記』

悪の手先に捨て駒として利用された勇者によって魔法を封じられてしまった魔王メリッサ。

無力化をいいことにイロイロやられてしまったことで精力さえあれば封印された魔法を急場しのぎで使用できることが判明したので、捨て駒として利用された勇者と自身の側近と共に黒幕を討つべく真相解明のため一行は淫らに旅立つのだった。

頭上にアイコンがあるイベントNPCのサブイベントと黒幕を追うメインイベントを織り交ぜた進行のRPG。

特徴はレベルアップも精力を消費して行うためアイコンがあれば出会い頭に一発やっちゃおうという貞操観念の崩壊した舞台でのイベント群になる。

そこいらのNPCの頭上にアイコンが出まくっている乱痴気世紀末状態で、なんならアイコンなんて関係なくおねだりすれば誰からでも搾れるし、一度見た寝室ならばスキップ可能なので好きなだけ手間いらずで採取できる。

回想に登録される寝室の数が197（重複も少なくない）と多いだけに、どうやって採取するかの手段が衣装や状態変更などで多岐に渡る。

魔王・側近・勇者の三者三様の個性が描き分けられた寝室は、水着や魔法少女など各キャラ6着ある衣装変更で相手の反応が変わったり、堕落してネイキッドで歩き回れる遊び心もあるなど選択肢が多くてスケベ心を煽る。

そんな癖の幅の広い淫らな一行のイベントは個性を掘り下げる演出として機能し、行為に至るまでの導入で情景を深め遊んでいるとどんどん愛着がわくようできている。

難点はアイテムのドロップ率が渋いから収集クエストが面倒なことで、搾った精を活力とするという特徴を優先し過ぎた弊害だろうが、スキップできても搾り取ることは一度見てしまえば経験値稼ぎの作業になるし、戦闘それ自体にアイテムのドロップ率が低すぎて実入りが少ないのでステータスが上がるだけの育成や戦闘そのものに楽しさはない。

敵とのエウンカウントはタイミングよくボタンを押せば回避でき、そもそもシンボルエンカウントで避けることも容易なので作業といえどテンポは悪くないのが救いではある。

魔法封印や黒幕討伐などの設定は寝室のための理由付け程度でしかないが、一度見たイベントはスキップできたり衣装変更による遊び心や三者三様パーティの豊富な寝室など同人ゲームとしての本分は良くできている。

貧・巨・褐色の誰か一人でもお気に入りになりそうであれば回想開放データが同梱されていることもありRPGとか関係なく大いに楽しめることでしょう。だけど遊べば個性の掘り下げで愛着がわいてより一層楽しめるぞ!!

・クリア後の回想開放や強くてニューゲームあり

・回想開放データ同梱なので遊ぶ必要はない

・テキストスキップあり

・寝室はフルボイスのものも多い